「サピエンス全史 上下 文明の構造と人類の幸福 」

ユヴァル・ノア・ハラリ著

積み本から、やっと読みました。(先月/2024年7月)

小麦が擬人化されているあたりから、ぐぐっと面白くなってきました。
私たちが学ぶ「歴史」は、人が中心ですが、人(ホモサピエンス)が中心ではない
「歴史」を学べます。

資本主義は、「宗教」
とか、普段何となく感じていることもあり、時に共感しつつ読み進めました。

「文庫版 あとがき」は、2023年8月に書かれています。
その2ヶ月後に著者の国で起きた事件、そして続く状況を考えると
この本での視点が、関係国の政権、
民意(とは、どこら辺の?と、いつも感じます。)、
個々人の思想、宗教観等々を超えて共有されると、多少は、歩み寄りができるのでは、と。

戦争、内戦、内紛等では、子供や女性への影響、被害がよく話題になりますが、
個人的には、ご高齢の方の日常を奪うことも、本当にあってはならないと思います。

これまでと同じ一日を、個々の最後の一日まで、過ごしていただきたかったと思います。
新聞に目を通したり、お茶をしたり、好きなテレビ番組を見たり、おしゃべりをしたり、
散歩したり、趣味のサークルに参加したり、何もしなかったり。

そして、今時、領土を広げようとしたり、政治的、軍事的に国、地域を
支配下におこうとしたり、思考が100年前の人が長の国が存在し、
力を行使していることが、あかん‼︎

政治的な権力を保持したい方々は、古い価値観に縛られているから
いつまでも影響力を持ちたいんですよね。
表に出る出ないに関わらず。
(価値観をリセットし続けている方は、引き際がいいはず。)

日本で言えば、自民党を変えるための世代交代とか言って
小泉進次郎さんを推している方がいますが、
小泉さんが自民党総裁になったら、一番、変わらなそうだと思います。

何故なら、背後に古い価値観に縛られていつまでも政治的な影響力を持ちたい方々がいるから。
選挙用の人気取りの政策をそれっぽく打ち出すだけで、問題解決は、既存も新規もできない。
まだ、岸田さんの方が、地味に負の遺産に向き合ってたね、ということになりそう。

麻生さん、菅さん等々に議員辞職をしてもらい、政治を専門に学び実務を積んできた方に
なっていただくのが良いかと。
(後は、元国会議員等の「名誉会長」とかも、もう辞めればいいのにと思いますが、、)

読後ひと月経過し、ぱらぱらページをめくると、結構、内容を忘れています。残念。
必ず再読します。

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