東京国立博物館(トーハク)で開催中の創建1200年記念 特別展「神護寺―空海と真言密教のはじまり」に行ってきました。
東京国立博物館
東京国立博物館のへのアクセスは、なんと言ってJR上野駅が便利です。
が、私は、行きは地下鉄銀座線の上野駅を利用、上野公園内を通り抜けました。
上野公園と言えば、かつてはテレフォンカード(懐かしい)を売り捌く
外国の方々が御徒町側の階段の辺りにいました。
そして、路上生活をしている方々の生活の場を通らせてもらっている感が強かったのですが、
今回は、外国人観光客と自転車で通り抜ける地元の方々が目にとまりました。
時代の流れを感じます。
(普段は、公園を通り抜けずにJRの線路沿いの道を歩くことが多いので新鮮)
お腹が空いたので、まずは腹ごしらえです。
「上島珈琲店 黒田記念館店」(”店”が2つあり気になりますが、正式名称)
上野駅からだと、トーハク前を通過し、池田家上屋敷表門(黒門)前を通り越した
最初の横断歩道を渡ってすぐの場所にあります。
モーニング(11:00まで)「3種チーズのクロックムッシュ (ミニサラダ付)」
思い出せないくらい久々にクロックムッシュをいただいたので、
基本的にクロックムッシュが激熱なことを失念しており、上顎を火傷しました。
写真は、ぶれまくっており残念ですが、サラダの葉の縁が茶色くなく
(何というか、セットサラダにありがちな)、嬉しかったです。
珈琲も酸味が強すぎず、深煎りな感じで好みです。
席は、2階が落ち着けるのでおすすめです。
いい椅子に座り、スピーカーから流れるJAZZを聴きながらのんびりと食事ができます。
その空間で、PCのマウスのクリック音カチカチを響かせている方がいて、
空気を読んでほしいなーと、思いました。
私も、PC持参で雰囲気重視のカフェに行く時は、キータッチ音を気をつけます。
(というか、本がいいですね。)
会期・開館時間など
会期:2024年7月17日(水) ~ 2024年9月8日(日)
前期展示:7月17日(水)~8月12日(月・休)
後期展示:8月14日(水)~9月8日(日)
開館時間:9時30分~17時00分
毎週金・土曜日は~20時00分
(入館は閉館の30分前まで)
休館日:月曜日(ただし月曜日が祝日または休日の場合は開館し、翌平日に休館)
その他、臨時休館・臨時開館あり。
私は、土曜日の11:30頃に入館しました。
2023年の「特別展「やまと絵-受け継がれる王朝の美-」」の時よりは、空いている印象です。
「平成館 特別展示室」は、トーハクに入り正面にあるザ・トーハクという感じの
大きな建物と繋がっていますが、キッチンカーの前を通り、
左手奥に進む人の流れに乗ると辿り着けます。
イヤホンガイド/展覧会目録など
イヤホンガイドは、声優の方の声が聞き取りやすく、内容も分かりやすかったです。
何故、さだまさしさんが参加されているかは、聴いてみてのお楽しみです。
荷物は、コインロッカーで一時保管できます。
100円硬貨を用意しておくとよいです。100円は戻ってきます。
コインロッカーは、出口側のエスカレーター右手だけではなく入場後のフロアにもあります。
トーハクの平成館 特別展示室では、展示室の間で関連グッズを販売しています。
毎回、展示の途中に立ち寄りそうになりますが、ぐっと堪えます。
(私的)見どころ
国宝「両界曼荼羅(高雄曼荼羅)」に尽きます。
こちらを観たい、でも夏休み期間なので避けたいという気持ちのせめぎ合いがありましたが、
前売り券を購入し、強制的観覧に至りました。
金剛界:後期展示 8月14日(水)~9月8日(日)
胎蔵界:前期展示 7月17日(水)~8月12日(月・休)←こちらを観ることができました。
以前、ナラハクで購入し積み本だった「すぐわかるマンダラの仏たち 改訂版 」を
今回の観覧を機にやっと読み終えたこともあり、
少し曼荼羅の見え方が変わった気がするします。(自信なさげ)
更に、NHKプラスで関連番組を観て、予習をしていきました‼︎
修復に携わった方々のご苦労もあり、棚ぼた的に良い機会をいただけましたー
国宝「薬師如来立像」のインパクトも強めですね。
六角精児さん似(六角さんが似ている?)でありながら、やや険しい表情です。
国宝「五大虚空蔵菩薩坐像」も、仏師が異なる印象なので、その辺りが知りたい、、
そしてそして、大黒屋長右兵衛「四天王立像」がアニメから抜け出てきた感じで面白いです。
スーパーフラットが三次元になった様な‼︎ 江戸時代的なものの見え方なのでしょうか。
神護寺何がすごい?
関東在住で京都には10回以上行っているのですが、神護寺は未踏です。
次回の京都訪問時は、高雄の地で薬師如来立像にお目にかかりたいです。
さだまさしさんが「(神護寺は)気がよい」と仰っていたのも決めて‼︎
「神護寺―空海と真言密教のはじまり」から広がる世界
密教、曼荼羅への理解を多少は深められたこと、です。
西洋美術(現代)をメインで観ていますが、曼荼羅と仏像は、
地道に知識を増やしたいと思っているので、とても良い機会でした。
トーハクでは、特別展のチケットで総合文化展(平常展)が無料になるので、好きな展示(能面、着物、仏像、中国山水画)をささっと回りました。展示替えがあるので、前回と同じ作品を必ずしも観られないのですが、毎回、新しい発見があるのが嬉しいです。
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